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2017年5月31日 (水)

死ぬことが憧れだった

死ぬことに憧れていた。
朝、起きたら・・・もう全てが終わっていたらいいのに。

結婚してからの一番の願い事。
もう死ねばいいのに、わたしなんて。
この世からいなくなればいいのに。
きっと主人は泣いてくれるだろう、そして忘れてくれるだろう。

わたしは、死ぬことに憧れていた。

泥棒と鉢合わせした時、怖れることもなく叫ばなかったのは、泥棒がナイフを持っていたから。
苦しまずに殺してくれるならば、泥棒ですら天使と思えたかもしれない。

でも泥棒は何もせず、わたしの鞄だけを持って、逃げてしまった。
あの日、叫べば暴行した後に殺していたと供述をしていたそうだ。
ただ、あの子は叫ばずに扉を閉めたから、何もしないで帰った。
刺す必要がなかったそうだ。

主人は、翌日だけ銀行の手続きで会社を休んでくれた。
それからは放置され、飲み会に繰り出していた。

母は叔父の会社に税務署が来るため、わたしのことどころではなかった。
あんたが帰ってくるなら構わないけど、ママはそばにはいてあげられないよ?
それでもよければ帰ってくれば?

帰って来るな、というように聞こえた。
誰からも関心を持たれないのならば、なぜあの日無事だったのだろう。
ならば、いっそひとりで泣いていた方が幸せだ。
わたしには女中という立派な仕事がある。

わたしは結婚してから、夫の着せ替え人形になった。
お気に入りのお洋服とアクセサリーを身に付けた人形だった。
だけど名目は妻だったから、家事という仕事が与えられたスタッフと一緒だった。

夫という立場の人を立て、恥ずかしくない妻を演じる。
厚生年金と衣食住がわたしのお給料だ。
あとは、夫の排泄の為に身体を差し出せば家の中が荒れることはなかった。

骨が浮き出た身体を求められなくなるのは必然で、後半は排泄のみの道具になった。
泣いても痛いと訴えても、事が終わるまでわたしの苦痛は続く。
ならいっそ、痛みも涙もすべて感じなければいいだけだ。

関心は持たれないけれど、必要とされているのならば、まだ幸せなのかもしれないと思い日々を過ごした。

小さな命のぬくもりを抱きしめて、チロルの小さな鼓動がわたしの鼓動だった。

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